プロ野球中継を見ていると、投手の役割である「先発」「中継ぎ」「抑え」と言った言葉を耳にしますよね。

そんな中で、筆者自身もこの専門用語の意味がわからずに、調べた経験があります。

同じように「野球の基礎がわからない」と感じている方も多いのではないでしょうか。

また、ややこしい事に「リリーフ」や「セットアッパー」など横文字のワードも出てきますよね…

そこでこのページでは、プロ野球の投手の役割についての基本情報を解説します。




投手の役割は大きく3つに分かれる

投手の役割は、大きく分けて3つあります。

  1. 先発
  2. 中継ぎ
    ・ロングリリーフ
    ・ワンポイント
    ・セットアッパー
  3. 抑え(クローザー)

※中継ぎと抑えを総称して「リリーフ」と呼びます

次からは、それぞれの投手の役割について解説していきます。

プロ野球の先発投手とは?

先発投手とは、試合開始時にスターティングメンバーとして、最初に投球する投手のことをいいます。

先発投手が勝利投手になる権利を得る為には、最低5イニング投げる必要があることから、一般的に長いイニングを投げることが求められます。

また、先発投手は長いイニングを投げることから、中6日など決まったローテーションで登板をします。

先発投手の優秀さを示す数字として、勝数という成績の指標があります。

関連する投手タイトル

  • 最多勝利投手賞
  • 最優秀防御率投手賞

プロ野球の中継ぎ投手とは?

先発投手の後を任された投手のことを、中継ぎといいます。

先発投手がある程度決められたローテーションで投げるのに対して、中継ぎ投手の登板は不規則で、いつ出番が回ってくるのかはわかりません。

中継ぎ投手がマウンドに上がる前にはブルペンでの投げ込みが必要で、試合展開に合わせて肩を調整します。

先発ほど長いイニングを投げることはありませんが、先発投手とは違い連日投球する可能性もあります。

中継ぎ投手の優秀さを示す数字は、ホールドという成績の指標があります。

関連する投手タイトル

  • 最優秀中継ぎ投手

次からは、中継ぎ投手の「ロングリリーフ」「ワンポイント」「セットアッパー」について解説していきます。

ロングリリーフ

ロングリリーフとは、長いイニングを投げる中継ぎ投手のことです。

先発投手が早い段階で大量失点したり、ケガ、危険球退場などのトラブルで降板した時に投げる投手です。

また、先発ローテーションの谷間などで投手がいない時に投げることもあります。

比較的早い回から登板して、長いイニングを投げることから、先発に近い役割なのでスタミナのある投手が担うことが多いです。

ロングリリーフをできる選手が、ベンチに1人いてくれると心強いです。

ワンポイント

ワンポイントとは、打者1人だけを打ち取る為に登板する投手のことです。

2020年シーズンから、メジャーリーグではワンポイントが禁止になりました。

禁止となった理由は、試合時間の短縮の為です。

投手交代をするたびに、投球練習を行うため時間がかかります。試合の長時間化を防止する観点から、ワンポイントでのリリーフを禁じたということです。

今後は、日本でも「ワンポイントの禁止」が検討されるかもしれません。

セットアッパー

セットアッパーは、勝っている試合や、同点の場面など接戦のときに登板する中継ぎ投手のことです。

中継ぎエースと呼ばれることもあります。

自チームのリードを保ったまま、抑え投手(クローザー)に繋げる役割があります。

主に、8回など絶対に点を与えられない場面に登板することが多いため、抑え投手と同様に、責任の大きいタイミングでの登板となります。

その他にも…

「敗戦処理」と呼ばれる役割もあります。
敗色濃厚なワンサイドゲームで、他の投手の負担を軽くするために投げる投手のことです。

プロ野球の抑え投手とは?

抑え投手(クローザー)とは、勝っている試合で最後に投げる投手のことです。

主に9回の1イニングを投げ、相手に追いつかれずに試合を終わらせる役割があります。

「ストッパー」や「守護神」、「クローザー」と呼ばれることもあります。

抑え投手の優秀さを示す数字は、セーブという成績の指標があります。

関連する投手タイトル

  • 最多セーブ投手賞

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まとめ

プロ野球の「投手分業制」は、近年徐々に進んできました。

以前のプロ野球では、先発投手は完投して当たり前の時代で、それに伴って投手の肩や肘が故障したり、選手生命が短かったりということが多かったです。

現在は、それだけ細かく投手を起用して、1試合1試合全力で勝ちを目指すプロ野球の試合は、観ていて本当におもしろいです。

投手の役割にも注目しながら、プロ野球観戦を楽しみましょう!


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