プロ野球の各球団が、新人選手を獲得するために行われる「プロ野球ドラフト会議」。
このページでは、ドラフト会議の指名順や指名できる選手の条件など、ドラフト会議のルールについて解説します。
プロ野球ドラフト会議の指名順|ウェーバー方式とは?
プロ野球のドラフト会議は、1順目は「入札抽選」が行われ、指名の順番はありません。
2順目以降は、「ウェーバー方式」「逆ウェーバー方式」の順番で指名が行われます。
ウェーバー方式とは?
下位のチームから優先して指名をすることで、各チームの戦力均衡化を図る目的があります。
また、逆ウェーバー方式では、ウェーバー方式で決められた順番の逆から指名順がスタートします。
ドラフト会議1順目・入札抽選
ドラフト会議1順目の指名は「入札抽選」で、12球団が1位に指名したい選手を発表します。
他のチームと1位指名の選手が被った場合は「くじ引き」で、その選手と交渉をする権利が決まります。
どのチームとも1位指名した選手が被らなかった場合には「単独指名」となり、指名したチームが交渉権を得られます。
くじ引きで外れてしまった(交渉権が得られなかった)チームは、再度「入札抽選」を行い、各チーム1位指名の選手が決定するまで繰り返し行われます。
ドラフト会議2順目
ドラフト会議の2順目からは、「ウェーバー方式」で行われます。
「ウェーバー方式」での指名順の決定は、その年のドラフト会議の前日の順位をもとに、リーグ順位が最下位の球団から、両リーグ順番に指名していきます。
セパどちらのチームから指名するかは、1年おきに変わり2024年はパリーグの球団からスタートです。
【ウェーバー方式】2巡目、4巡目…
2順目からは、各チーム順番に指名をしていくので、指名をしたらその選手との交渉権が得られることになります。
ドラフト会議3順目
【逆ウェーバー方式】3巡目、5巡目…
ドラフト会議の3順目は、「ウェーバー方式」で決定された順番とは逆からの「逆ウェーバー方式」で行われます。
ドラフト会議4順目以降
4順目「ウェーバー方式」、5順目「逆ウェーバー方式」と、ドラフト会議が終了するまで交互に行われていきます。
ドラフト会議で指名できる条件は?
ドラフト会議で指名できる条件は、
- 過去プロ野球に所属したことがない
- 日本国籍を持っている
- 日本の学校に在学したことがある
- ドラフト会議の翌年3月に卒業見込みの高校生
- 4年間在学している大学生
以上の条件を満たしている人が、ドラフト会議で指名を受けることができるようになります。
また、学生(高校生・大学生)の場合は「プロ野球志望届」を期日までに提出していないと、ドラフト会議での指名を受けることができません。
1チーム最大何人まで指名できる?
全12チーム合計で、120名以内であれば、1チームが指名できる人数の制限はありません。
また、国内の独立リーグ所属選手、海外のプロ野球選手は指名人数には含まれません。
ドラフト会議は合計で120名に達するか、すべてのチームが選択の終了を宣言することで終了となります。
育成選手の指名について
ドラフト会議での指名選手の合計が、120名以下の場合にドラフト会議終了後に行われます。
希望するチームのみが参加し、1順目「ウェーバー方式」、2順目「逆ウェーバー方式」の順番で行われます。
ドラフト会議を視聴するには?
ドラフト会議は、地上波のテレビ放送やネット配信が行われます。
視聴方法や放送予定については以下のページにて紹介していますので、ぜひご覧になってください。