プロ野球のレギュラーシーズン終了後に開催される「クライマックスシリーズ(CS)」。

このページでは、クライマックスシリーズのルールや仕組みについて解説します。

クライマックスシリーズの視聴方法はこちら




クライマックスシリーズ(CS)とは?

プロ野球の試合風景

クライマックスシリーズとは、レギュラーシーズン終了後に日本シリーズの出場権をかけ開催される、トーナメント方式の「プレーオフ制度」のことです。

「CS」と略されることもあります。

セリーグ、パリーグ共に公式戦の上位3球団が、このクライマックスシリーズで日本シリーズ出場をかけ対戦します。

【2024年】クライマックスシリーズの日程

2024年に開催されるクライマックスシリーズは、セリーグ、パリーグ共に以下の日程で予定されています。

CSファーストステージ

日程 内容
10/12 (土) ファーストステージ 第1戦
10/13 (日) ファーストステージ 第2戦
10/14 (月・祝) ファーストステージ 第3戦
10/15 (火) ファーストステージ 予備日

CSファイナルステージ

日程 内容
10/16 (水) ファイナルステージ 第1戦
10/17 (木) ファイナルステージ 第2戦
10/18 (金) ファイナルステージ 第3戦
10/19 (土) ファイナルステージ 第4戦
10/20 (日) ファイナルステージ 第5戦
10/21 (月) ファイナルステージ 第6戦
10/18 (火) ファイナルステージ 予備日
10/19 (水) ファイナルステージ 予備日

クライマックスシリーズの仕組みを解説

クラマックスシリーズの全体イメージ

クライマックスシリーズは、「ファーストステージ」→「ファイナルステージ」の順に、日本シリーズ進出をかけて試合が行われます。

次から、それぞれのステージでの仕組みや、勝ち上がりに必要な勝利数を解説します。

ファーストステージの仕組み

クライマックスシリーズファーストステージの仕組み

CSファーストステージでは、レギュラーシーズン2位vs3位の球団の試合が、「2位球団の本拠地」で最大3試合行われます。

クライマックスシリーズファーストステージで必要な勝ち数

先に2勝したチームが「ファイナルステージ」へと進みます。

引き分け試合で「1勝1負1分」や「0勝0負3分」になった場合は、レギュラーシーズン2位の球団がファイナルステージに進むことになります。

ファイナルステージの仕組み

クライマックスシリーズファイナルステージの仕組み

CSファイナルステージでは、レギュラーシーズン1位の球団と、ファーストステージを勝ち上がった球団の対戦が「1位球団の本拠地」で最大6試合行われます。

ファイナルステージでは、レギュラーシーズン1位の球団に1勝のアドバンテージが与えられた状態からスタートします。

クライマックスシリーズファイナルステージで必要な勝ち数

先に4勝をしたチームが日本シリーズに進出します。

1位の球団であればアドバンテージを含め「3勝」、ファーストステージ勝ち上がり球団は「4勝」が必要となります。

ポイント

レギュラーシーズン1位の球団に1勝のアドバンテージが与えられていますが、過去のクライマックスシリーズでは必ずしも1位の球団が日本シリーズに進んでいるというわけではありません。過去には、公式戦3位のチームがCSを勝ち上がり、日本シリーズに進出した例もあります。3位のチームが日本シリーズに進むことを「下克上」と言われています。

クライマックスシリーズのルール

延長戦・引き分けのルール

クライマックスシリーズの延長戦は、レギュラーシーズンと同様に12回まで行われます。

12回を終えて決着がつかなかった場合、その試合は「引き分け」となります。

出場できる選手・ベンチ入り人数

日本シリーズに出場できる選手

クライマックスシリーズに出場できる選手は、8月31日までに支配下登録選手登録されていることが条件です。

レギュラーシーズンと同様に、29人まで出場選手登録ができ、その中から25人までベンチ入りすることができます。

予告先発

クライマックスシリーズでも、セリーグ・パリーグ共に予告先発は行われます。

2017年まで、パリーグのみの実施でしたが、2018年からセリーグでも行われるようになりました。

セリーグの場合、予告先発の発表タイミングはレギュラーシーズンと同様ですが、パリーグの場合、2戦目以降の発表タイミングが異なります。

パリーグのクライマックスシリーズ2戦目以降の予告先発の発表は、「当日の試合終了後」に行われます。


クライマックスシリーズはなぜ導入された?

プロ野球では、以前までは「クライマックスシリーズ」という制度はなく、公式戦でセリーグ、パリーグ共に1位の球団が、日本シリーズで対戦していました。

その際、レギュラーシーズン1位のチームが早い段階で決定してしまうと、1位以外のチームはその年の日本シリーズ進出がなくなってしまいます。

結果、以降の試合が「消化試合」となってしまいますが、当然試合も盛り上がりませんよね。

「消化試合を減らす事」を目的として、当初は2004年からパリーグで「プレーオフ制度」として導入されました。

その結果「レギュラーシーズンで3位までに入れば日本シリーズ進出の可能性がある」ため、最後までプロ野球が盛り上がるという結果に!

そして、プレーオフ制度が興行的に成功したため、セリーグでも2007年から導入されるようになり、両リーグで名称を統一するということで「クライマックスシリーズ」という名称に決定し、以後毎年開催されています。

クライマックスシリーズを視聴するには?

クライマックスシリーズは、レギュラーシーズンと同様に各配信サービスで放送予定となっています。

以下のページで、クライマックスシリーズの視聴方法について詳しく紹介しているので、ぜひご覧になってください。